『機動戦士ガンダムSEED』より、「HG フリーダムガンダム」のガンプラ素組みレビューです。
HG SEEDとしての通し番号は07で、SEEDのHGとしても古い部類のキットということもあり、色分けは成形色でだいぶ足りておらず塗装が前提となっていて、付属シール補填でもカバーしきれません。
シルエットはHGCEやRGとくらべて設定画に忠実なずんぐりマッシブな体形ですが、それが独特な魅力となっており、単体での再販頻度が落ち入手がしにくくなっていることが悔やまれるキットです。
本記事でご紹介する「HG フリーダムガンダム」は「HG ミーティアユニット+フリーダムガンダム」にも付属するHG SEEDナンバー07の初期HGフリーダムガンダムで、のちにマイナーチェンジされた「HG SEED R15 フリーダムガンダム」ではありません。
フロント
両腕、両脚、腰のクスィフィアスレール砲、ビームライフル上部と合わせ目がかなり目立ちます。
とはいえ、この今となっては独特に感じるマッシブ体形のフリーダムはなかなかお目にかかれなくなっているので、愛着がわいてきます。
サイド
頭部側面、肩部アーマー、胴体側面に合わせ目が発生します。
背部のウイングは小ぶりのつくりですが、うまくバランスを取らないと自立しません。
バックパックとウイングの接続部はポリキャップが丸出しなので、塗装派の方は要注意ですね。
リア
両腕、両脚、腰のクスィフィアスレール砲に加え、ウイングに格納されたバラエーナプラズマ収束ビーム砲にくっきり合わせ目が見えます。
ディティール
アクション
アクションベースへの接続パーツ等はないので、アクションベース5に付属の差し込みパーツでディスプレイ。
ハイマットモードにて。
フルバーストモードにてディスプレイ。
ハイマットモードとフルバーストモードはこのキットでは二者択一ですが、これもまさに元々の設定に忠実で、のちにリリースされたMG以降からハイマットフルバーストモードが実装されることになります。
ビームライフルを両手に持たせてのポージング。
右手の真っ白なビームサーベルパーツがもともと付属のパーツで、左手のビームサーベルは腰に格納していたサーベルの柄に、別のキット(例えば「HGCE フリーダムガンダム」)に付属のSB-13パーツを流用し取り付けたものです。
比較
左から「HG フリーダムガンダム」「HGCE フリーダムガンダム」「RG フリーダムガンダム」を並べて比較してみました。
「HG フリーダムガンダム」はやや背丈が低く横に広いのでがっしりとした印象です。
「HGCE フリーダムガンダム」「RG フリーダムガンダム」はすらっとスタイリッシュに洗練されたシルエットで、さらにRGは色分けが成形色で緻密に再現されています。
側面から見ると、「HG フリーダムガンダム」のウイングの小ささがよくわかります。
その他付属品等
付属ホイルシールでも色分け不足解消には程遠く、塗装が前提のキットとなります。
頭部アンテナやシールドの突起部分の色補填シールはありますが、チープっぽさがでやすい部分なのでできれば塗装でカバーしたいところです。
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